①プラットホーム

松本クリーンセンターに来た収集車と一般車は、計量棟で重さを量ったあと、集めたごみをごみピットに入れます。
1日平均で363台、多い日には874台の車が、ごみを持ち込んできます。重さにして1日平均254トンのごみが運ばれます。塩尻クリーンセンターに持ち込まれるごみもあり、そのごみも松本クリーンセンターに運ばれて焼やしています。（令和4年度実績）
写真：ごみピットにごみを入れる収集車と一般車

②ごみピット

ごみピットの中では、ごみクレーンが大活躍。
クレーンは、ごみを「つかんではなす」ということをくりかえして、燃えやすいように混ぜています。
2台あるクレーンが交代で、24時間休むことなく、ごみをかきまぜたり、焼却炉に入れたりする仕事をしています。
写真：ごみピット内

③ごみクレーン

クレーンでつかんだごみはごみ投入口に入れられます。
クレーンの長さ:約4.15メートル、クレーンの重さ:約5.9トン
クレーンのつかめる量:1回に3.6トン、投入口への投入量:1回に2トン

④焼却炉

焼却炉の中は、900℃くらいの高温になっていて、24時間連続でごみを燃やしています。
これは、高い温度でしっかり燃やすことにより、ダイオキシン類などの環境に悪い有害物質の発生を防ぐことができるからです。
燃やしたごみは、焼却炉の下から灰となって出てきます。また、ごみを燃やした時にできる高温の排ガスの熱を有効に利用するため、焼却炉の中にはたくさんの水が入ったボイラの管（パイプ）があり、蒸気をつくっています。
できた蒸気は、蒸気タービンや熱交換器へ送られます。
写真：ごみ焼却炉の中、高温で燃えているごみ

⑤蒸気タービン

廃熱ボイラでつくられた、高温、高圧の蒸気をタービンにふきこみ、回します。タービンにつながっている発電機もいっしょに回り電気をつくります。
つくった電気は、松本クリーンセンターの運転や、ラーラ松本に送って使います。また、余った電気は、電気事業者に売っています。
発電機は最大6,000kWの電気をつくることができます。
写真：蒸気タービンと発電機

⑥排ガス処理装置

写真：バグフィルター（左）と減温塔（右）

⑦煙突

ごみを燃やすと出る排ガスには、環境に悪い有害物質が含まれているため、そのまま煙突から出すことができません。
高い温度の排ガスは、減温塔で160℃くらいまで冷やされたあと、薬品をふきこみ、バグフィルターに送られます。
そして、バグフィルターで環境に悪い有害物質が取り除かれ、きれいな排ガスとなって煙突から出ていきます。
写真：煙突の中を下から見たところ

①低速破砕機

②磁選機

③粒度選別機の中

④アルミ選別機

⑤破砕ごみピット

⑥ごみクレーン

①ストックヤード

②バケットフォークリフト

③クランプフォークリフト

トラックでベールを再生工場へ運びます

④手選別コンベア

⑤圧縮梱包機

サイコロのかたちにフィルムでぐるぐるまきにされた物をベールと言います。